2018年12月22日土曜日

冬至

おはようございます。担当の乃森です。
まずはこちらから。

==本日のりんご========
・無袋ふじ
・王林
・シナノゴールド
・はるか
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朝から太陽が顔を出しています。
気持ちのいい休日になりそうです。
しかしながら本日は冬至。
太陽の出番が一番短い日です。

では店内の様子です。
3連休の初日とあって、贈答品のりんごも多く並んでいます。







野菜たち。



でっかいカブもありますが、本日の主役は別のものです。

巨大カブ
冬至といえば、こちらです。



「冬至かぼちゃ」。
山形では小豆と一緒に煮て食べます。
「冬至にかぼちゃを食べると風邪を引かない」といわれていますが、
これは迷信などではなく、かぼちゃの栄養素などを考えると、
理に適っている口承のようです。
このように季節の節目に何かを食べたり、何かを行うことは、
古代から続く古い人間的思考の表れの側面があることは間違いないようです。

太陽。
古代では太陽は「生」、エネルギーの象徴です。
逆に夜は「死」、悪魔、怨霊など負の力が増すとされています。
なので本日は一年でもっとも生の力が弱まる一日であるわけです。

東京にある明治天皇を祀った明治神宮も、
実はこの冬至、「生」と「死」の観念で造成されたものといわれています。
今ではおしゃれ人が集う表参道も、
もともとはその名の通り明治神宮の「参道」です。
冬至の日の日の出の方向に向けて参道が敷かれています。
最も太陽の力が弱まる日を迎え、逆にこれから力が増していくわけです。
つまり復活と再生の意味があります。
権力者、王、皇帝など、世界中の墓所、遺構には、
これと同様の思考は数多く存在しますし、
冬至の日に祭りを行う地域も多く存在します。
ほとんど本能に近い形の古い人間的思考の表れのひとつです。

私の気管支の調子も戻ってまいりました。
復活と再生の日も近いですね。
まあ、現代医学のおかげなのですがね・・・・。

本日は冬至です。
かぼちゃを食べて、
私のように現代医学にお世話にならないようにいたしましょう。

北半球は冬至でも、南半球はどうなってる?
と疑問を投げかけっぱなしで、
お待ちしております。