2020年3月12日木曜日

遠慮のかたまり

こんにちは。担当の乃森です。
まずはこちらから。

==本日のりんご=======
・無袋ふじ
・シナノゴールド
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夜の内に少し雪も降ったようですが、今はすっかり溶けて
日中は少し春の陽気に近づくようです。
現在、空は雲に覆われていますが、時折日差しも出ています。

ではお店の様子を見てみましょう。

まずは野菜たちです。
ほうれん草などの葉物野菜が並んでいます。


こちらにも青々と葉物が並びます。


カット野菜もございますよ。
サラダにどうぞ。


豆類に乾物類です。
卵も見えますね。


お米です。


こちらもお米です。


本日はりんごの入荷が特に少ないですね。
バラ詰めりんごもこのくらい。


袋入りもわずかです。


シナノゴールドはこれだけです。


西洋梨もわずか。


水曜日の販売を再開したアップルパイやパウンドケーキです。
本日も少し並んでいます。


凍み餅もございます。


先日から入口付近で勝手に開始されたカレーフェアです。
気がついたらピラミッド状に積んでいた昨日の陳列から
3点配置に変わっていました。
どこから手に取ればいいのやら。迷います。


手前からはもちろん、わざわざ一番後ろの隅の方から取ってもいいですが、
これだけ数があればお好きなところから取り放題です。

さて、逆に取るものはただ一つ。
どこから取ればいいのか全く迷うことはないのがこちらです。
「ウサヒのスマホシリコンケース」
最後のひとつです。

誰か 誰か お手に・・・

この「最後のひとつ」というのがなかなかの曲者です。
バラ詰めのりんごしかり、最後にポツンと残されたものは
みなさま一旦遠くから様子を窺うようにして恐る恐る見定める傾向がございます。
「残されているのには何か訳がある」という心理でしょうか。

宴会などの大皿料理で最後にポツリと残される光景はもはやおなじみでしょう。
実は日本各地にその呼び名があるようで、
関西の方では「遠慮のかたまり」というそうです。
他では「●●のひとつ残し」(●●は地域名)などと呼ばれることも多いようですが、
これは日本人特有の「遠慮の文化」と分析する人もいるようです。
他にも様々な説があるようですが、詳しいことは行動心理学の研究者のみなさまに
おまかせしてぜひ学会で発表していただきたい。
イグノーベル賞の方を狙えるはずです。

ですが「ウサヒのシリコンケース」は別です。
こちらは「遠慮のかたまり」などといわず、
どうかどうか遠慮なさらずお手にお取りください。

どうか どうか 私を 連れて行って

だってもう何年もここに・・・。
おっと。

変わってこちらを見てみればアカザの杖です。
アカザという真っすぐに長く成長する植物を使って作られた手作りの杖です。
ここしばらくずーっと並んでおりますが、見てください。
お分かりですか。
いつの間にか一つ売れています。
持ち手の曲がったものが確か3本あったはずですが、
今は2本になっています。
こちらは「最後のひとつ」というよりも「最初のひとつ」というべきでしょうか。
生産者の方が丹精込めて作った杖です。どうか末永くお使いください。


話は戻ってこの道の駅の「遠慮のかたまり」
姿を消すのは果たして一体いつになるでしょうか。

遠慮は無用

みなさま、どうか、どうかご遠慮なさらずに買い物カゴへお入れください。
最後のひとつ、最後のひとつです。
ようやく、ようやくたどり着いた最後のひとつです。
おっと。
周りの目は気にする必要などありません。パッと手に取りレジまでどうぞ。

これだけ推してもだめか。
かくなる上は・・・。
ん?
待てよ。
そうか。そうだいい手がありました。
この際、もう私が買ってしまえば・・・。

お待ちしております。