2023年4月20日木曜日

赤いので

こんにちは。担当の乃森です。
まずはこちらから。

==本日のりんご==========
・無袋ふじ
・ピンクレディー
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久しぶりの投稿となってしましました。
大変申し訳ございません。
そうこうしているうちに山菜は着々と育ち、お店の出品も増えてきました。

こちらはクルクルとした姿が特徴のコゴミです。
クサソテツという名前のシダ植物ですね。


右側のコゴミのに対して、左側にはちょっと色の違うものが並んでいます。


並べて見てみましょう。


姿がよく似ていますが、茎の部分の色が違います。
赤い方は通称「赤コゴミ」、それに対して緑の方は「青コゴミ」。
赤コゴミはキヨタキシダという植物で、青コゴミのクサソテツとは別の植物です。
あれ?コゴミと呼ばれていた「クサソテツ」が、
いつの間にか「青コゴミ」と名前が変わっていますね。
これは、コゴミに対して姿のよく似た赤コゴミが出てきたためです。

農産物の世界にはこういった呼び名の変化はよくあります。
「ミズ」と呼ばれる山菜にも、特徴がよく似た「青ミズ」というものがあり、
それに対して「ミズ」は「赤ミズ」と呼ばれたりもします。
世の中には意外と適当に・・・といっては失礼ですが、
名づけられた農作物も多いです。調べてみると面白いですね。
赤いからとか、あれに似にているとか、そういうレベルですね。

さて、ハウスで育てられたウドが見えます。
露地のものと比べて明らかに赤いですが、「赤ウド」で検索してみました。


ある。
あります。赤ウド。
ただし、ハウスの軟白栽培ウドのことではなく、
別の赤いウドのようです。やはりなんでもある。
赤ワラビ、赤たらの芽はどうでしょう・・・。
ある。
あります。もはやなんでも出てきます。
もうこれは植物の多様性の素晴らしさということで終わりにしましょう。

さて、こちらは香しい香りを放つ行者ニンニクです。
醤油漬けなどでどうぞ。


タラの芽です。
いつの間にかこんなに出ていました。
天ぷらが王道でしょうね。


あとは「うこぎ」も出ていますね。
「食べられる垣根」として置賜の方で古くから栽培が奨励されてきました。
「山形県人は垣根を食うそうな」と言われたとか言われないとか。



りんごです。
もうほとんど終わりの時期です。
ピンクレディーという甘酸っぱいりんごと、わずかに無袋ふじが並んでいます。


生食のりんごは間もなく終了。
そのりんごを搾った美味しいジュースは、今週末に重点販売を予定しています。
現在、売り場レイアウトの変更中です。


さて、名前を深掘りすると面白い発見があることがわかりました。
時々農作物の名前の由来などを調べたりすると楽しいですよ。
私は「乃森」という姓ですので、「のもり」と呼ばれますが、
もし私によく似た人物がいたとしたら、
その人物は「〇〇乃森」と呼ばれることでしょう。
例えば私によく似ているがとにかく赤い。
そんな人物がいたら「赤乃森」と呼ばれるに違いありません。
それに対して私は赤くはありませんから、
「白乃森」と呼ばれるかもしれません。
いや、もっとパッと見てわかる特徴を呼び名とするかもしれませんね。
私の場合パッと見て「あっ」とわかるほどの頭頂の持ち主なので、
「頭頂薄っぺら乃森」と呼ばれるかもしれません。
いや、もう見るからに「あっ!ええ?」と分かりますから、
「あっ!薄っ乃森」と呼ばれる、いやいや
もう本当に見た瞬間に「あっ!ええ?嘘でしょ?」と分かりますから、
「あっ!ええ?ええっ!これはなんとも・・・乃森」と呼ばれるに違いありません。

もともとはただの「乃森」なのに、
乃森によく似た赤い人物が現れたためにこんなことに・・・。
そもそも赤い人物って一体・・・。

赤コゴミはごま油との相性抜群です。
朝日町の山菜をぜひお楽しみください。
お待ちしております。