2019年3月9日土曜日

「越冬菜」今季最終販売です

こんにちは。担当の乃森です。

先日掘り出された最後の「越冬菜」たち。
急遽昨日から店頭に並んでいますが、
これをもって今季の最終販売となります。

前回、前々回とおかげさまで完売となり、
今回もたくさんのみなさまに「越冬菜」をお試しいただきたいと思います。

野菜の雪中貯蔵という初めての試みでしたが、
初年から雪の少なさに翻弄されるという事態に。
しかしながら終わってみれば結果は良好。
雪の少ない冬でも問題なく行えるというひとつの確証を得ることもでき、
試験的にスタートしたとはいえ、まずは成功といえそうです。

では、「越冬菜」の思い出をダイジェストで。
お好みで頭の中でBGMを流してください。

こちらが正月気分が少し和らいだ新年の初め。
埋め込みです。



こちらは1回目の掘り出しです。
埋め込みからちょうど一か月。



こちらが2回目の掘り出しです。
2月の終わりでしたが、雪がもうありません。



こちらが2日前、最後の掘り出しです。



こちらが全て掘り出された後の寂しい姿です。


結果としては、
糖度の上昇は多くの作物で確認できました。
特ににんじんの糖度とキャベツの糖度は、
食べてみてもはっきり実感できるほどの甘さでした。


そして、大根類。
埋め込みの時点ではシナシナになっていた大根が、
雪の中で見事に復活していたのは大きな驚きでした。
また実際に食べてみると、そのみずみずしさにはさらなる驚き。
糖度の変化はそれほどありませんでしたが、
食べてみるとやさしい甘みを感じます。

白菜は外葉はどうしても傷みが進みますが、
外葉を剥がすと採れたてのようなみずみずしさが。
これも雪の力のなせる業ですね。
乾燥せずに水を保つことで、
しっとりとやわらかい白菜になるのでしょう。

今回の販売で初年度の「越冬菜」プロジェクトは終了です。
今回の結果をふまえ、来年度に向けて策を練らなくてはなりません。
道の駅の新たな名物になるように、
なんとかこの「越冬菜」が育っていけたらと思います。

来年はフライングで掘り起こしてしまうという失態を犯さないように
私も十分気をつけなければなりません。

皆さま今後とも道の駅あさひまち「越冬菜」をよろしくお願いします。
来年またお会いしましょう。

おっと、現在店頭で販売中です。

お待ちしております。