こんにちは。担当の乃森です。
まずはこちらから。
==本日のりんご=========
・シナノドルチェ
・つがる
・あかね
・トキ
・ブラムリー
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雲の広がる朝です。本日はまだ雨は降りそうにありませんが、
西に鎮座する台風14号の影響でしょうか、明日からの雨も心配です。
行事ごとの多い9月。週末には運動会を控えている方もいるでしょう。
どこかへお出かけとお考えの方(ぜひりんごの森へ!!)もいるでしょう。
米農家の方は稲刈りをとお考えの方もいるでしょう。
あまり影響のないことを祈ります。
ではお店の様子を見てみましょう。
りんごからです。
こちらは「シナノドルチェ」。
ルージュの名の通り果肉の赤いスモモです。品種の誕生はお隣の大江町です。
親近感。
西洋梨です。
「マルゲリット・マリーラ」や「オーロラ」
見た目がシャインマスカットに似ていますが、親がシャインマスカットです。
同じように皮ごと食べられます。
「青空むすめ」という変わった名前の桃が少し出ています。
「白根白桃」などが並び始めました。
この時期になりました。店内が少しトロピカルな香りに包まれるこの時期が。
近年少し話題になりました「ポポー」です。
バナナのようなカスタードクリームのような、不思議な果物。
ここでは大規模栽培の生産者さんはいらっしゃいません。
キノコも出てきました。
ブナの木に生えるキノコで「ブナカノカ」などとも呼ばれます。
独特の香りが特徴です。
さて、9月になるといよいよ稲刈りの時期が始まります。
早い所ではもうすでに狩り終わっているところもありますが、
今月下旬には多くの所で巨大コンバインが動く姿が見られるでしょう。
このコロナ禍の中にあって、
日本の主力農産物の米もその影響を免れることはできなかったようです。
生活習慣の変化による世の中の米離れに追い打ちをかけるように、
感染症による外食需要の低迷から山形県では20度産の深刻な米余りが発生。
そのあおりも受けて21年度産の米価格は軒並み下落です。
最も影響を受けたのが山形の主力ブランド米のひとつ「雪若丸」です。
「はえぬき」を超える一等米60キロ当たり2300円の下落です。
感染症の影響はあらゆる所に影を落とします。
農業も貨幣経済に組み込まれた産業のひとつです。
こういった事態から逃れることは決してできません。
我が家のお米は自家消費用です。市場原理には従いません。
幸いにもご先祖が田んぼを残してくれました。
貨幣には変わることはない我が家のお米ですが、それが食卓に上るまでには、
貨幣に変わる交換価値を提供しなければいけません。
それはつまり労働力です。
働かざる者食うべからず。昔の人はよく言ったものです。
我が家の稲刈りもあと数日の後、間もなくです。今年もその日が決まりました。
どうやって日程を決めているかというと、
天候などを考慮して決めているわけではありません。
稲刈りが行われる日は、私の「非番」の日です。
雨だろうが曇りだろうがそれは当日になってわかること。
まず労働力である私が「休み」であることが先です。
「休み」というのは「休む」日のことなんですがね。
ああ、ということは「休み」と呼んではいけないんですね。
稲刈りの日。決して休日ではありません。稲刈りの日です。
まあ、今年もお米を一年間食べられることに感謝して、
ここは潔く労働力を提供したしましょう。
次の日は出勤なんだよなぁ。
今年もしっかり育ってくれました。
朝日町の新米ももうすぐです。
お待ちしております。