2022年4月25日月曜日

すりごま

こんにちは。担当の乃森です。
まずはこちらから。

==本日のりんご==========
・無袋ふじ
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本日は薄い雲がかかりながらも雨の心配はありません。
ただ明日からは雨が見込まれていますので、
本日の晴れ間を有効に使いたいものですね。
りんご農家のみなさんも明日の雨を前に、今日がチャンスとばかりに
消毒作業に勤しむ姿がたくさん見受けられましたよ。

ではお店の様子です。

本日月曜日は普段入荷の少ない曜日なのですが、
残り数少ないりんごの入荷がありました。


続いて本格的にシーズン突入の山菜です。

こちらは花わさび。ワサビの花芽です。
塩もみをして辛さを引き出します。


クルクルと渦を巻く山菜、コゴミです。
個人的に一番好きかもしれません。


隣には「赤コゴミ」が出てきました。
渦を巻く姿がコゴミによく似ているので
「赤い」コゴミ、赤コゴミと呼ばれますが、全く別の植物です。


こちらが赤コゴミ。ごま油との相性が抜群です。


さらっと写っていましたが、細竹がもう並んでいますね。
随分と早い。こちらも人気の山菜ですね。


こちらは行者ニンニク。ニンニクのような強い風味があり、
行者さんの滋養食として用いられていたことから、行者ニンニクと呼ばれるそう。
天ぷらがおいしいですよ。


タラの芽です。
天ぷらが定番ですが、私は昨年はクリームパスタでいただきました。
まあ、私が作ったわけではないんですが。


こちらは山形独特の食べ物と言ってもいいでしょうか、「うこぎ」です。
米沢で「上杉鷹山」が”食べられる垣根”として推奨したといわれます。
うこぎご飯などでよく食されます。


その他、茎立などが並びます。


小松菜、青菜、栽培ウドが並んでいますね。


気温がだいぶ上がってきて、お店の方も山菜一色になりつつあります。
個人的に好きな季節です。閉ざされた冬を越えて、
生物たちが活動を始める命の力強さを感じる時期でもあります。
いいですね、山菜。

この山菜の時期になると私は毎年「すりごま」を買います。
なぜそんなものを買うのかというと、
やはり山菜の時期といえば、新年度の始まりです。
仕事や私生活でも新たな始まりとして、
新しい人との関係づくりをしなければいけないこともあります。
ですからまず新しい人には平身低頭よろしく、
腰を低く接し、特に権力を持っていそうな人には、
ゴマをすりすり媚へつらわなくていけません。
とにかく力を持った人にうまく取り入り、お気に入りの人物に、
いや、もはや腰巾着となって保身を確実にしなければいけません。
新年度のはじめはまずゴマをすり、さらにゴマをすり、
わが身の安全と盤石な位置を確保するのが一番の処世術なのです。
「ギタンギタンにやっちまいましょうぜ、親びん」とかの
セリフを担当する位置につく。これが大事です。
まあ、最終的には「親びん、討ち入りでやんす」と
しょうもない最期の言葉を残し、
高倉健や鶴田浩二、菅原文太あたりに
まず初めにぶった斬られて天に召されるのがオチなのですが・・・。
みなさん、ゴマすりもほどほどにしましょう。

さて、私のお気に入りの山菜です。


コゴミはさっと茹でて、
すりごまとダシ醤油で和えて食べるのが好きです。

いい季節になりました。
お待ちしております。