2021年7月7日水曜日

七夕の話を逆から覗く

こんにちは。担当の乃森です。

本日は雨。しとしとと弱い雨です。
島根県の方では大雨となっているようですし、 
昨年は豪雨の被害にも遭った朝日町です。
今年は大丈夫ということは全く言えません。
7月が特に雨の被害が起こりやすい月だそうですから、
事前の準備をしておくのがベストです。
本当にしとしとくらいでいいんです。雨は。

ではお店の様子を見てみましょう。

昨日から極早生種の桃「ちよひめ」が並んでいます。
桃らしい味わいはしっかりとありますので、
本格的なシーズンを前にまずは桃を味わいたいという方、ぜひ。


スモモは早生種の「大石早生」が入荷です。
全国でもたくさん栽培されているスモモです。
スモモといえば甘酸っぱさが特徴ですが、
追熟させて果肉が柔らかくなるとしっかりと甘みも出てきます。


さて、さくらんぼは恐らくこれで終わりでしょう。
やはりあまりお店に並ぶことなく終わってしまいますね。不作。悔やまれます。


変わって野菜たちです。
白菜にキャベツですね。


こちらにはキャベツがたくさん。オカヒジキも並びます。


アスパラガスとツルムラサキです。


これはどちらもツルムラサキです。
スーパーでよく見かけるのが左の緑のツルムラサキ。
ですが、名前の通り原種は右の紫のものです。


夏の定番キュウリ。


夏の定番ナス。


ズッキーニ、ニンジン、インゲン、ササゲです。


ジャガイモがたくさん並びましたよ。
玉ネギとニンニクもございます。


キクラゲです。
昨年は白いキクラゲが出てたのですが、今年は栽培してないんでしょうか。


こちらは赤シソです。


さあ、本日は7月7日。
七夕の日です。


お願い事はもうお書きになりましたか?


短冊もご用意しております。願い事を書いて飾ってくださいね。


本日のように雨になりやすい梅雨の時期に、なぜ七夕が行われるのでしょう。
そう思ったことございませんか?
毎年毎年雨や曇りで、織姫や彦星、天の川だって見えやしません。
それもこれも旧暦と新暦に起因するのですが、
旧暦だと今の8月の半ば頃に七夕が行われていました。
梅雨も明けて、晴れる日も多かったでしょう。
綺麗な星空が見えていたに違いありません。
天の川を挟み隔てられた織姫と彦星が、一年で一日だけ会うことができる日。
悲しくもロマンチックな話じゃないですか。
この人間の神話的思考の創造性というものは本当に素晴らしいものです。
科学とは反対の所から同じものを語るということも大事にしなくてはいけません。
あまりに科学、科学では人間らしさというものを損ないます。
ただもちろん、人を惑わす騙すようなデマや嘘はダメです。
そうではない部分での、この人間の創造性。
何よりもまず、これを失ったら、つまらないじゃないですか。

「今年も七夕の日になったね。
いやあ、今年はよく晴れて星が綺麗だ。
ご覧、天の川銀河を挟んでベガとアルタイルがよく見えるじゃないか。
七夕の今日は、ベガとアルタイルが一年の内で一日だけ会える日だそうだ。
しかしベガとアルタイルの間はだいたい15光年離れているからね。
光の速度をもってしても15年かかる。今日一日で会うのは到底無理だろう。
星自体は動けないので、星から出る光を本体としよう。
アルタイルがベガの所へ会いにいくとして、15年。
アルタイルがベガに辿りついたところを地球から見ようとすると、
その瞬間の光が地球に届くまでおよそ25年だ。
地球からベガまでの距離は大体25光年だからね。
そう考えると、40年後に見られるんじゃないか?
40年後も今日みたいに晴れているといいな。なあ息子よ。」

・・・つまらん。

残念ながら本日は星空は望めそうにありません。
ですがたまには空を見上げて星に想いを馳せてみるのも一興です。

お待ちしております。