2021年6月4日金曜日

「さくらんぼ」始まりました

こんにちは。担当の乃森です。

本日は朝から雨が降っています。
所によっては大荒れとのことで少し心配していましたが、
それほど強くは降っておりません。
ただ、夕方近くまで降り続くようですから、
お出かけには全く向いていませんね。

それではお店の様子です。
雨降りの時はお客様も少ないですが、
出品の方も・・・・ねえ、少なくなってしまうのが現実。

それでも朝からワラビと採って出品してくださった方がおります。


中竹(淡竹)とフキです。
中竹は孟宗竹ほどアクが強くないので、茹でるだけで食べられます。


こちらは5月の末頃、山菜の時期の終盤に出てくる山菜です。
ウワバミソウという植物ですが、「赤ミズ」または単に「ミズ」と呼ばれます。


葉を取って軽く茹でて、おひたしなどでどうぞ。
ぬめりがあるので、細かく切り刻んでトロロ感覚で食べてもおいしいですよ。


山菜類は以上。
その他の野菜たちを見てみましょう。
ブロッコリー、ミョウガタケ、リーフレタスが出ています。


ほうれん草、カブ、アスパラガス、ズッキーニ、ニンニクの芽が並びます。
数は少ないですが、種類はそこそこ。


アク抜きワラビを忘れていました。
わずか3束ほどですが。


さて、山菜たちが終わりに入り、次の旬のものへと移り変わる時期です。
山形の6月と言えばあれですね。
そうです。さくらんぼです。


本日からさくらんぼが販売開始となりました。
まずはさくらんぼの季節の始まりを告げる「紅さやか」です。


酸味のある甘酸っぱいさくらんぼですね。
熟してくると果皮が紫黒くなってきます。
「紅さやか」はさくらんぼの代表格「佐藤錦」の受粉樹として
多くの農園で植えられています。
さくらんぼは基本的に自家受粉で実をつけないので、
別の品種と混植して交配させて結実させるわけですね。
さらに言えば「紅さやか」自体も自家受粉で実を付けないので、
別のさくらんぼの花粉を必要とします。
なんだかとてもややこしいですね。
同じように朝日町特産のりんごも、
そのほとんどが自家受粉で実をつけることができず、
果樹の多くがこういった特徴を持っています。

さて、今年のさくらんぼはここ数十年で最悪レベルの凶作です。
本日から「紅さやか」が出てきましたが、
「佐藤錦」「紅秀峰」といった人気の品種はどのくらい数が出てくるでしょうか。
全くの未知数です。
まずは紅さやかをつまみながら、時期を待ちましょう。

お待ちしております。