2021年2月9日火曜日

「越冬菜」掘り出し完了

こんにちは。担当の乃森です。 

本日の天候は大荒れ。冷たい風と吹雪。
その中で掘り出してまいりました。


今回雪の中に野菜を埋めた会員さんたちが集まり、
ひとまずの挨拶も特になく、いきなりの掘り出し開始です。


せいや、せいやと掘り進みます。
上に積もっていた雪は比較的簡単に掘り崩せましたが、
足元の方がガチガチの氷です。なので上から攻めていきます。


うわっと、ブルーシートが見えてきましたよ。


ゴールは近い。
掘り出せ掘り出せ。


もうブルーシートを取ってしまえっ!!
出てきました出てきました。
今回スペースを埋めるために、指導の先生の家のりんごも埋めていました。
見えているのが一番上の段ですね。


まだあと2段下に重なっています。
キャベツなんかも見えますね。


コンテナたちを取り出していきます。


キャベツ、大根、にんじん、白菜、これだけの数が埋まっていました。


試食も兼ねて、野菜たちの糖度を計ってみます。
埋め込みの時と比べてどうなっているか。


寒さに当たった野菜たちは、自分の体を凍結から守るために、
細胞内に糖などを増やしていきます。
それが「甘く」なる秘密です。
また雪の中は湿度が100%近くあり、温度も0度を下回りません。
しかも湿度、温度が一定を保っているため、
安定した状態で野菜たちを置くことができます。

糖度測定の結果、一部で下降が見られましたが、
概ね上昇している結果となりました。
実際に食べてみると、確かに甘い。
甘いというイメージがあまりない大根ですら甘い。
さらに特筆すべき点は、水分量です。
大根は包丁で切っている音から違います。
生でそのまま食べてみると、じゅわっと染み出てくるかのようなみずみずしさ。
出てくる言葉は「大根うまい」。
本当にこの一言です。

雪国では古くから雪を使った貯蔵が行われてきました。
野菜をおいしく、長く保つ。
現代の冷蔵庫を持ってすれば簡単ですが、
雪を使った貯蔵はそれをはるかにしのぎます。

皆さまもぜひこのおいしさを体験してみてください。

本日掘り出した野菜たちは「越冬菜」の名を冠し、
2月11日(木・祝)から店頭で販売を行います。

道の駅あさひまち「越冬菜」。
どうぞよろしくお願いいたします。