こんにちは。担当の乃森です。
まずはこちらから。
==本日のりんご=============
・無袋ふじ
・シナノゴールド
・はるか
・ピンクレディー
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本日は曇りの一日です。ですが気温は4月並みの暖かさまで上がるかもしれません。
道端の積もった雪も日に日に小さくなっていき、
車の運転も随分と楽になってきました。春が近づいてきていることを実感します。
ではお店の様子です。
りんごから見ていきましょう。
袋入りの無袋ふじです。
小松菜やアスパラ菜、旬のアサツキが並びます。
そのアケビを乾燥させた「乾燥アケビ」が並びました。
中身が出ないようにアケビをかんぴょうで縛るのが一般的です。
山形の伝統料理のひとつですね。ぜひお試しください。
昨年の秋はテレビで朝日町のアケビが取り上げられたこともあり、
例年に比べて問い合わせが多かったことを思い出しました。
テレビで放送されてからわずか数分で問い合わせの電話が来た時には、
いまだ強力な影響力を持つテレビに対して驚愕いたしましたが、
どういう経緯で数分のうちにりんごの森までたどり着いたのか、
電話をかけてこられた方にも驚きました。しかも数名。
あの日はたまたまアケビのことがテレビで流れたという情報が手に入ったので、
因果関係を理解するのは簡単なことでしたが、
もしなにも知らない状態だったとすると、
突然のアケビフィーバーに困惑していたでしょう。
人生で悔やむことになるくらいの謎になっていたかもしれません。
「50年前のあの時、なぜアケビが急に人気に?わからない。
ああ、もどかしい。なぜなんだ。モヤモヤする。」
コロリ。
さて、旅のお供といえば「杖」ですね。
えっ?杖なんか持たない?
そうですか?水戸の黄門様は常にお持ちですよ。
例えが古い?
そうしたら「鬼滅」のあのなんかすごい強そうな感じで、
着物かなんか着ているあのキャラクターとか杖持っていませんか?
誰でもいいんで「鬼滅」で杖持っている人いるでしょう。たぶん。
いません?
流行りが全然わからないのでやっぱり黄門様にしましょう。
「アカザ」という植物があります。
昔は田畑の脇などに自然と生えていたそうですが、現在はあまり見られなくなり、
いわゆる「雑草」の一種ですね。
真っすぐに高く伸びるのが特徴で、秋になり枯れると茎が硬く木質化します。
こうなると刈り取るのも面倒な厄介ものです。
ですがその特徴を利用して「杖」にしてしまったのが、こちらの杖です。
軽くて丈夫なアカザの杖は、初期の『水戸黄門』で光圀公がそれを持ち、
全国を行脚して悪党どもをバッサバッサと成敗していました。
昔から様々な所で作られ続けており、
道の駅や物産館などで売られていたりもしています。
ここりんごの森でも、
会員さんの有志が集まりアカザを使って杖を作る活動が行われています。まだまだ数は多くはありませんが、
いつの日かりんごの森の名物になるかもしれません。
ぜひ実物を手に取ってみてください。
それではみなさま道中お気をつけて。
歩き疲れたら「杖」もありますので。
お待ちしております。