2021年5月11日火曜日

冬の日課、5月の日課

こんにちは。担当の乃森です。

昨日はとても風が強い日でした。
思い起こせば、4月から風の強い日が長く続き、
自動販売機の空き缶入れの蓋やら、空き段ボールやら、
重ねてあったコンテナや立て看板やらが飛ばされ、
それを片付けるという日が続いています。
本日は比較的穏やかです。
毎日表のテントがギシギシ音を立てておりましたので、
本日まずはひと安心です。

ではお店の様子です。
一気に出てきたワラビを、
生産者のみなさまが同じタイミングで一気に収穫したのでしょう。
本日はワラビも中休みでしょうか。



ワラビの代わりにタケノコたちが急増中。
細竹、または根曲り竹です。熊も大好き。採集には気をつけないといけません。


本日は孟宗竹がゴロゴロしております。
大きなものから小さなものまでゴロゴロ。


フキもたくさん並ぶようになりました。
毎年山菜時期の終わりまで長くお店に並びます。


ウドです。放置すると人の背丈を超えるくらいに成長するそうですが、
大きすぎると食べられず、木質が柔らかいので加工素材にも使えず、
「ウドの大木」というほぼ悪口の言葉は、そこから来ているとか。


こちらにはクワダイが少し、タラの芽も少し、赤コゴミがわずか。
青コゴミがプツリと姿を消しました。


山菜以外の野菜たちはどうでしょうか。
原木シイタケ、エシャロット、ニラが並びます。


三つ葉とサニーレタスです。


アスパラガスです。太くて大きなものが並びます。


表の山野草も置いてあるうちに花が開き始めました。
ヒメシャガは青紫の花。クリン草は白い花。


店内にはスノーボールという切り花が出ています。


なぜ「スノーボール」と呼ばれるのでしょうか。
咲き始めはこのように緑色をしていますが、
次第に白くなり、名前の通り「雪の玉」のように見える花だそうです。
ですがこのように切り花でも白く変化していくんでしょうか。
啓翁桜も切り花の状態でつぼみから花を咲かせますから、
植物の力を侮るなかれということなんでしょうね。

雪の玉といえば、巨大な山のように積み重なっていた雪の塊も、
すっかり溶けて消え去り、雪玉ひとつとして残っておりません。
こんなにあったんですけどねぇ。


本当にこの冬は飽きもせず、毎日毎日毎日雪が降りました。
毎日毎日降る雪を、もう飽き飽きとしながら毎日毎日同じ作業を繰り返し、
日課のように雪片付けをしておりました。
その日課からようやく解放されたところに、また新たな日課です。
5月になると毎年です。
毎日毎日もう飽き飽きとしながら同じ作業を繰り返すのです。

彼らがまた道の駅にやってきました。
スーと華麗に空を舞い、愛らしい姿を見せました。
ツバメの季節到来です。

ツバメの季節が到来・・・・。
そうです。5月の新たな日課は彼らに関係しております。
彼らが律儀にも毎日毎日「落とし物」をしていくわけです。
それを毎日毎日せっせとお掃除するのが5月の日課。
そしてそれはまだ始まったばかり。

ああ、雪片付けを思い出します・・・。

今年はどのくらい雛がかえるでしょうかね。
お待ちしております。