2021年5月22日土曜日

私の休日

こんにちは。担当の乃森です。

本日はどんよりと雲の多い日となりました。
時々陽も差すのですが、雨が降りそうな雰囲気もあります。
概ね曇りで推移しそうです。それほど暑くないのが幸いですね。

ではお店の様子を見てみましょう。

時期的にはまだ出てくる頃です。
ですが本日の入荷はわずか。この時点ですでに売り切れているかもしれません。


入荷の少ないワラビとは対照的に、タケノコがたくさん入荷しています。
細竹です。


孟宗竹もゴロゴロと。


孟宗竹はアク抜きのひと手間が必要です。
面倒だなという方には水煮をどうぞ。


そしてコゴミがまだ出てきています。一体どこの山にあるんでしょうね。
ウコギとタラの芽もわずかですが入荷です。


こちらはシドケです。
独特なクセと苦みが人気です。病みつきになる人もいますね。


アイコという山菜が出ています。
ミヤマイラクサという植物ですが、漢字で書くと「深山刺草」。
分かりやすいですね。棘があります。
もちろん私は刺さりました。


フキの勢いがすごくなってまいりました。
大きなものから小さなものまでございます。


こちらは「幻」の黄金キノコ。タモギタケ。
流通量の少ないキノコです。気になる方はぜひお試しください。


その他の野菜たちも増えてきていますよ。
綺麗な赤の二十日大根。隣にミョウガタケが並びます。


ほうれん草がたくさん入荷しています。


葉大根、三つ葉、アスパラガスが並びます。


小松菜とブロッコリーもございます。


ロイフェンさんのハム・ソーセージが出ています。


こちらはコンテスト金賞受賞のソーセージですね。
ダチョウ肉を使った珍しい商品。


こちらは凍み餅です。
お茶受けにどうぞ。昔ながらのおやつです。


朝日町の特産「朝日町ワイン」です。
おや、6年振りの限定販売となった一升瓶ワインの姿がありません。
今月の瓶詰分は終了だそうで、来月にまた瓶詰を行うそうですよ。
しばらくお待ちください。


こちらには蜂蜜がございます。


生のりんごが終わった今、朝日町産りんご100%のこちらで味わってください。


さて、お米です。
朝日町産のお米がずらっと並びます。


近隣の田んぼでは田植え機がそこかしこで忙しく動いています。
米農家さんは忙しい時期ですね。
かつては広大に広がっていた田んぼの風景も、
農業人口の減少、高齢化などがあり、
ただの荒れ地となっている姿が多く見受けられます。
私の住む集落、それもほぼ限界集落の我が家の周りでは、
8割以上が耕作放棄地となっております。
その中で細々と自家用の米を毎年作り続けている我が家です。

この時期は田植えをしなければいけません。
一応、外に働きに出ている私です。
ではいつ田植えをするのか。
それはもちろん「私の休日」に行われるわけです。
天候などを見て日程を決めるわけではありません。
「私の休日」に行うのです。
雨が降ろうが、槍が降ろうが、「私の休日」に行われるのです。

昨日は雨。私は休日。
はい、田植え。

私は覚悟を決めておりました。
働かざる者食うべからず。
どんなに雨が降ろうとやるしかありません。

ところが田んぼを見てみると、
なにやら田んぼにすでに苗が植わっている様子。
どうやら晴れていた前日に大方終わらしていたようなのです。

「休日」のこの日に、一日仕事を想定しておりましたが、
今年は機械が入れず植えられなかったところを補植するだけで済みそうです。
しかも、先ほどまでバンバン降っていた雨がほぼ止んでいます。
なんということ。
神様が休めと申しておる。

うまく行けば小一時間で終わるかもしれません。
では早めに終えてしまいましょう。

私は意気揚々と準備を整え、苗を携え、田んぼの中へ入ります。
泥の浸入を防ぐためにしっかりと長靴の口も塞いであります。
ぬかるみで歩きやすいように工夫もしてあります。
いざ!

そううまくは行かないのです。
それが私です。
私の人生です。
神様は決して休めとなど申してはおらなかったのです。

田んぼへの第一歩から、長靴の中に水が浸入していきます。
早速靴下を濡らしていきます。
そうです。私の気づかぬところに穴が開いていたのです。

秋の収穫楽しみだなぁ。
「私の休日」に行われる稲刈り、待ち遠しいなあ。

お待ちしております。