2020年7月21日火曜日

土用の丑の日

こんにちは。担当の乃森です。

昨日は何日か振りに「暑い」と思わず声が漏れてしまう暑さでしたが、
まだ梅雨は明けず、本格的な山形の暑さはやってきてはおりません。

この暑さが連日続くと、体力も消耗しますし、精神的にも摩耗します。
そして寝苦しさで夜も眠れないとなれば、体の不調の道へまっしぐら。
ただでさえコロナは収束しておりませんから、
この夏を乗り切るために体力、精神力、免疫力を高めたいところです。

本日は土用の丑の日です。
土用の丑の日といえば言わずもがな、鰻です。


ああ、いいですねぇ。
私のような一庶民には中国産ですら手は出せませんが、
できれば国産の、熱々の、湯気ホッカホカのをいただきたいものです。
まず無理ですがね。

土用の丑の日に鰻を食べるようになったきっかけは、諸説あるようですが、
季節の変わり目で疲れやすい夏の土用の時期に
「う」のつく食べ物を食べる習慣から始まったと言われたり、
有名なものであれば売り上げが低迷して困っていた鰻屋に、
江戸の発明家・平賀源内が「本日土用の丑の日」と書いた看板を出させた
というものもあります。
何が本当かはよくわかりませんが、鰻はスタミナ食として知られていますから、
どんな始まりにせよ、夏を乗り切るための景気づけの一食といったところでしょうか。

というわけで本日は土用の丑の日です。
ここ道の駅も下世話な話商売ですからね、
時節に合わせたものを「いざ売れ時」と販売するのは当然です。
ご用意しました。ちゃんとご用意いたしました。
それでは発表いたします。
りんごの森特製「豚丼」です。

しかも二種・・・

えっ、なに?なんですか?
鰻じゃないのかと。
ええ、鰻じゃないですよ。
鰻の話は一般的な時事話ですから、ちょっと書いてみただけです。
この流れだと鰻だろ、と。
まあそういわれたらそうなんですが、
いかんせん、鰻じゃないんです。
朝日町には特産の「あっぷるニュー豚」がございますから、
ここはあえての「豚肉」なのです。

豚肉はあまりにも一般的な食材ですが、
鰻に負けず劣らず栄養価の高い食材です。
沖縄県が長寿県となった理由の一つに豚肉をよく食べるからと
唱える研究家の方もいらっしゃいます。

りんごの森は鰻、ああ鰻食べたい・・・、いかんいかん
鰻ではなく「豚丼」でいきます。

二種類ご用意いたしましたよ。

まずはこちら「旨辛丼」。


暑い時には辛い物が無性に食べたくなるものです。
野菜と豚肉を辛めのタレによーく絡めてご飯に乗せました。
辛みは味ではなく「痛覚」だそうですが、
辛いのに箸が止まらない。痛覚をも超越した丼です。

そしてお次は「スタミナ丼」。

焼いた肉によく合う醤油ベースのタレにネギをパッパと。
肉の旨味で勝負の一杯。
その名の通り鰻に、ああ、鰻が食べたい・・・、おっと、
鰻に負けないガッツリスタミナ満点の丼です。

さあ、これでみなさまはもう鰻、ああああ鰻が・・・、ダメです
これでみなさまはもう鰻どころではなくなってしまったはずです。
本日は世の中に逆らい「豚丼」を食べるしかありません。

昔々、江戸の頃、一人の天才がおったそうな。
姓は乃森、名は源内。
あまたの分野で活躍し、彼の発明したものは数知れず。
インターネットを発明したのも彼という。
あと、自動車、飛行機、電話、タブレット・・・。
ぶら下がり健康器も彼の発明とか。

ある時豚肉の売れない道の駅から相談があったそうな。
「乃森先生、どうしたら豚肉が売れますか」
すると彼は板切れと筆を持ち出し、
無言のままに書きなぐったそうな。
「本日土用の豚の日」と・・・。

あっぷるニュー豚で作った特製豚丼。
是非よろしくお願いいたします。

では本日も「うつらない うつさない」。
どうぞご安全にお越しください。